院長ブログ

2017.11.26更新

松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。

歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。

今回は人工甘味料のお話です。

シュガーレス、カロリーオフ、虫歯予防などの宣伝で目にする人工添加物です。

歯科ではハミガキ剤に入っているものがあります。

人工甘味料を調べていくと、思っていた以上に人体に害があることがわかります。

 

スクラロースという人工甘味料がどのような過程でできたかということをご存知でしょうか?

スクラロースは食品として口にしているものですが この開発は農薬を作っている時に偶然できたものだというのです。

農薬というと体に取り込むと発がん性があるとか奇形児が生まれるなどの催奇形性が疑われることが多いものです。

 

農薬開発中に作られたという事実を知るだけで 食べてはいけないもののように思います。

人体に悪影響が起こるかもしれないものをコンビニで手軽に手に入るため、知らない間に食べている場合があります。

成分表を見ると、飲み物やお菓子や食品にはスクラロース・アセスルファムK・アルパルテームという表示が見られます。

アスパルテームはショ糖の100〜200倍の甘味、

アセスルファムKはショ糖の200倍の甘味、

スクラロースはショ糖の600倍の甘味があります。

ショ糖に比べてこれだけ強い脳へ甘味信号が送られて、脳が勘違いして体に間違った信号を出すことも危惧されています。

甘いものが来ると脳や体は喜ぶのに、実際は違うものが体に届くことが繰り返されれば正常な働きが損なわれるのではないかと思います。

 

また人工甘味料を食べる人は糖尿病を発症するリスクが2倍になるという報告もあります。

 

シュガーレス・カロリーオフは魅力的な響きですが、 体や精神状態を崩すかもしれないと思うと食べるのが怖くなります。

 

人工甘味料に関して 色々な記事が多く出回っていますので皆樣にも関心を持ってもらいたいと思います。

この時代に初めて出てきた添加物などまだ50年間も実証されていないものを最近では信じられない気持ちになることがあります。

2017.11.06更新

松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。

歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。

 

私が担当している松戸市にあるこすもす保育園で、

今週水曜日「フッ素の応用〜広げようむし歯予防の輪〜」という題で講演をします。

 

以前嘱託医だった古ヶ崎第二保育所では、私は松戸市のフッ化物洗口事業の先駆けで講演会を行いました。

健康推進課の歯科衛生士さんより、保育所でフッ化物洗口が現在上手く回っているという報告を受けました。

とても嬉しい気持ちでした。

 

 

フッ化物洗口はうがいをするだけで歯を強化する事が出来る良い習慣です。

子供の歯は軟らかいため、虫歯になりやすいと言われています。

フッ素が歯に良いということは皆さま、ご存知のことと思います。

 

作用機序は、歯の表面にあるエナメル質のハイドロアパタイト結晶が

フッ素の影響を受けるとフルオロアパタイトという硬い結晶に変化するため

歯を強くします。

 

例えていえば、帽子が変化してヘルメットになるようなものです。

 

歯が硬くなればむし歯になりづらくなります。

 

フッ化物洗口はそのような歯を強くする働きがあるため推奨されています。

 

子供の頃から歯を丈夫にすることで大人の歯にも悪い影響が及びません。

健康な子供の歯を作ることで健康な大人の歯へ繋げていけます。

 

 

フッ化物応用事業は松戸歯科医師会の先生方が松戸市と話し合って決められた近年の事業です。

 

この事業でむし歯で泣く子供たちがいなくなれば良いと思います。

 

 

 

 

 

2017.11.05更新

松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。

歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。

 

今回は経皮毒についてお話をします。

経皮毒(けいひどく)という言葉をご存知でしょうか?

経皮毒とは「日用品に含まれる化学物質が皮膚や粘膜から侵入し、体の中で有害な作用を引き起こすこと」です。

経皮毒は、日常的に使用している洗剤やシャンプー、ハミガキ剤などの成分が皮膚や口腔粘膜などから身体の中に浸透してしまう毒のことを表しています。

毎日使っているシャンプー・リンスやハミガキ剤の成分が身体に害があるとしたら この先あなたは使用されますか?

 

近年、安全な量ということで石油の化学変化である安価な合成界面活性剤が多く出回り使用されています。

この安全の基準は私達人類が初めて出会う種類の成分について動物実験などで出ているものです。

決して50年間人間に安全であったというデータはありません。

 

2人に1人が発がんする時代。

これらの経皮毒の成分を意識せずに使用し続けていいものか疑問を持たざるを得ません。

 

この経皮毒の身体への害の機序は、皮膚から毛細血管を通り身体中の血液循環に乗って、全身の脂肪細胞に蓄積します。

もっとも怖いのは、脳に蓄積することです。

脳に蓄積すると、アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、学習障害、注意欠陥、多動症、自閉症、適応障害などを引き起こすという報告があります。

もし香りが好きと思っていてお気に入りのシャンプーの成分にアルツハイマー病になるかもしれない物質が入っていたらと思うとゾッとします。

 

経皮毒にはさまざまな成分がありますが今回は、合成界面活性剤、特に ハミガキ剤に入っている事が多い2種類をご紹介いたします。

 

PG(プロピレングリコール)とラウリル硫酸ナトリウム。

 

この2種類は日用品に多く使用されていますが、まずはこれらの成分から経皮毒の害を避けるようにしてみてください。

 

経皮毒には、

・免疫機能が低下する

・代謝機能が低下する

・肝臓・腎臓障害が起こる

・脳障害・意識障害が起こる

・アレルギーを誘発する

・がんを発症する

・ホルモンバランスが乱れる

・その他さまざまな体調不良の原因となる

  などの身体への悪影響があります。

もし、避けられるのであれば、出来る限り避けることで経皮毒での病気を防ぐ事が出来ると思います。

健康を保つには健康の知識を身につける事が大切です。

今後も経皮毒の害についてもお伝えしていきたいと思います。