松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。
歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。
今回は経皮毒についてお話をします。
経皮毒(けいひどく)という言葉をご存知でしょうか?
経皮毒とは「日用品に含まれる化学物質が皮膚や粘膜から侵入し、体の中で有害な作用を引き起こすこと」です。
経皮毒は、日常的に使用している洗剤やシャンプー、ハミガキ剤などの成分が皮膚や口腔粘膜などから身体の中に浸透してしまう毒のことを表しています。
毎日使っているシャンプー・リンスやハミガキ剤の成分が身体に害があるとしたら この先あなたは使用されますか?
近年、安全な量ということで石油の化学変化である安価な合成界面活性剤が多く出回り使用されています。
この安全の基準は私達人類が初めて出会う種類の成分について動物実験などで出ているものです。
決して50年間人間に安全であったというデータはありません。
2人に1人が発がんする時代。
これらの経皮毒の成分を意識せずに使用し続けていいものか疑問を持たざるを得ません。
この経皮毒の身体への害の機序は、皮膚から毛細血管を通り身体中の血液循環に乗って、全身の脂肪細胞に蓄積します。
もっとも怖いのは、脳に蓄積することです。
脳に蓄積すると、アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、学習障害、注意欠陥、多動症、自閉症、適応障害などを引き起こすという報告があります。
もし香りが好きと思っていてお気に入りのシャンプーの成分にアルツハイマー病になるかもしれない物質が入っていたらと思うとゾッとします。
経皮毒にはさまざまな成分がありますが今回は、合成界面活性剤、特に ハミガキ剤に入っている事が多い2種類をご紹介いたします。
PG(プロピレングリコール)とラウリル硫酸ナトリウム。
この2種類は日用品に多く使用されていますが、まずはこれらの成分から経皮毒の害を避けるようにしてみてください。
経皮毒には、
・免疫機能が低下する
・代謝機能が低下する
・肝臓・腎臓障害が起こる
・脳障害・意識障害が起こる
・アレルギーを誘発する
・がんを発症する
・ホルモンバランスが乱れる
・その他さまざまな体調不良の原因となる
などの身体への悪影響があります。
もし、避けられるのであれば、出来る限り避けることで経皮毒での病気を防ぐ事が出来ると思います。
健康を保つには健康の知識を身につける事が大切です。
今後も経皮毒の害についてもお伝えしていきたいと思います。