松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。
歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。
私が担当している松戸市にあるこすもす保育園で、
今週水曜日「フッ素の応用〜広げようむし歯予防の輪〜」という題で講演をします。
以前嘱託医だった古ヶ崎第二保育所では、私は松戸市のフッ化物洗口事業の先駆けで講演会を行いました。
健康推進課の歯科衛生士さんより、保育所でフッ化物洗口が現在上手く回っているという報告を受けました。
とても嬉しい気持ちでした。
フッ化物洗口はうがいをするだけで歯を強化する事が出来る良い習慣です。
子供の歯は軟らかいため、虫歯になりやすいと言われています。
フッ素が歯に良いということは皆さま、ご存知のことと思います。
作用機序は、歯の表面にあるエナメル質のハイドロアパタイト結晶が
フッ素の影響を受けるとフルオロアパタイトという硬い結晶に変化するため
歯を強くします。
例えていえば、帽子が変化してヘルメットになるようなものです。
歯が硬くなればむし歯になりづらくなります。
フッ化物洗口はそのような歯を強くする働きがあるため推奨されています。
子供の頃から歯を丈夫にすることで大人の歯にも悪い影響が及びません。
健康な子供の歯を作ることで健康な大人の歯へ繋げていけます。
フッ化物応用事業は松戸歯科医師会の先生方が松戸市と話し合って決められた近年の事業です。
この事業でむし歯で泣く子供たちがいなくなれば良いと思います。