院長ブログ

2017.02.04更新

子供の歯を乳歯と呼びます。
通常6ヶ月頃から下の前歯が出始め、2歳半頃には20本の乳歯が生えます。

5〜6歳になると下の前歯から歯の生え変わりが始まり、大人の歯(永久歯)が生えてきます。
乳歯の特徴は、大人の歯に比べて軟らかいため、虫歯になりやすいことです。

2歳までに虫歯を1本でも作ってしまった場合は、3歳くらいになると虫歯がちらほら出来てきて、4歳にはほとんどの歯が虫歯ということもあります。子供の虫歯は出来始めると軟らかいため進行しやすいのも特徴です。虫歯になりやすいお子様は短い間隔で歯科医院で検診を受けることをオススメします。

子供の歯磨きはいつから始めたらいいですか?
と質問をされることがありますが、歯が1本でも生えたらという回答をしています。


歯ブラシをしないで歯に歯垢が多くついたままで寝てしまうと
寝ている間に歯を溶かして虫歯を作るとされています。

寝る前の歯磨きはできる限り忘れずに行いましょう。

歯医者さんでは
フッ素塗布、シーラントと言われるフッ素が含まれる樹脂を歯の溝に貼ることもオススメしています。

虫歯をつくらないで永久歯になるように
乳歯のうちから虫歯予防をしていきましょう。

2017.02.02更新

歯肉が歯にどのように付着している状態かが重要になります。

健康な歯肉の条件は、歯肉溝(健康なポケットのこと。病気になると歯周ポケットと言います)が1mmの深さで炎症がなく触っても血がでないこと。次に歯とついている歯肉の上皮性付着が1mmであること。歯にヘミデスモゾーム結合という接着システムで歯肉がくっついています。これは壁にノリ付けしたような簡単に剥がれる接着です。
その下に結合性付着というしっかりした接着システムがあります。これは壁に釘で固定したような強固な接着です。結合性付着が1mmあること。この歯肉溝:上皮性付着:結合性付着=1mm:1mm:1mm であることが
健康な歯肉の状態です。

これらの数値が崩れると健康な歯肉が崩壊し始めます。

一度歯周病でこの付着を崩してしまっても治療をすることにより改善することができます。
この数値を維持できれば歯肉は健康を保つことができるのです。