院長ブログ

2018.07.01更新

松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。

歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。

 

今回は口呼吸の子供の姿勢についてお話します。

 

「口呼吸の人は姿勢が悪い」

 

口をポカンと開けているお子様を最近多く見かけます。

口を開けているには理由があり

口で息をすると姿勢まで悪くなります。

 

さらに姿勢の悪さはさまざまなトラブルを引き起こします。

 

思っている以上に姿勢の悪さを放置するとトラブルがあるため

今回は姿勢の悪さが引き起こすトラブルをご紹介いたします。

 

姿勢が悪くなると深い呼吸ができなくなります。

浅い呼吸はアドレナリン(ストレスの中心となるホルモン)が分泌されやすいという研究があります。

 

アドレナリンの分泌が多くなるとキレやすくイライラしやすい性格になるそうです。

 

勉強をしようと思ってもなかなか手につかず、始めても集中力に欠ける状態になります。

しかも酸素不足のため疲れやすい体になってしまいます。

 

口で息をすると腹式呼吸がしづらく胸式呼吸になります。

胸式呼吸はお腹の筋肉を使わないためお腹に脂肪がつきやすいとされています。

 

姿勢が悪いということは 背中が丸まって胸・肺を圧迫しさらに浅い呼吸になるという悪循環を繰り返します。

 

姿勢が悪くなると骨盤も閉じ気味になります。

骨盤がずれると内臓の位置も乱れるそうです。

そのため消化が悪く便秘がちになると言われています。

 

姿勢が悪く股関節の位置がズレると他の関節がこのズレをカバーしようとして痛みに繋がるとも言われます。

姿勢の悪さは足先の末端まで血が回りにくく冷え性になるそうです。

 

姿勢が悪いと

「お口が閉じることができない」

「まっすぐ立てない」

「肩こり」

「腰痛」への道へ続くトラブルを抱えています。

 

口で息をするということを子供のうちからしていると 大人になった時に

集中力や根気強さの精神力がなく

すぐキレやすくいつもイライラしている状態の脳になることが考えられます。

 

また肩こり 腰痛 股関節が弱い、末端冷え性で風邪やインフルエンザを引きやすい身体になってしまうと考えられます。

子供のうちから、早めに口で息をする習慣をやめることをお勧めいたします。

 

起きている時も寝ている時も

口呼吸を改善し口を閉じて鼻で息をする生活を心がけましょう。