松戸市の馬橋西口のしらゆり歯科医院で院長をしている 歯科医師のくぬぎ初穂です。
歯や口腔や健康など皆様のお役に立つ情報や日常で気になることがあった時にブログで記事をご紹介しています。
歯の健康を追いかけていると、からだの健康と歯が密接な関係であると思うことが多い日々を送っています。
例えば、患者さんから教えてもらうのですが、右の歯の噛みあわせがない方に右の腰痛が多いという事に気づきました。
歯の治療を行い噛めるようになると腰痛が治っていたりすることがあります。
近年、小出馨歯科医師により、噛みあわせから体の歪みが生じて、腰痛に結びつくことが証明されました。
そのように歯の噛みあわせと全身の関係は実は無関係では無いのです。
からだの歪みが歯の噛み合わせが原因であるというのであれば、歯科医師である私はからだのことをもっと知らないといけないと思い、整体の勉強をする事にしました。
私が勉強させていただいたのは、杉本錬堂氏が率いる天城流湯治法です。
この療法はからだの滞りを緩めてほぐすことにより、痛みや歪みを改善する療法です。
また天城流ではからだの痛みや滞りは咀嚼不足により胃腸の働きが疲労して硬くなる事から発生するという理論ではじまります。
咀嚼(そしゃく)というのは歯が食べ物を粉砕して飲み込みやすくすることです。健康でグッと力強く噛みしめられる歯が大切になります。
今回、天城流湯治法が各地で開催している一般向けのセミナー「からだ会議」に講師として参加して参りました。
今回は、私がしらゆり歯科医院の歯科医師と一緒に開催している勉強会「KENKO研究会」の内容を取りあげて講演させていただきました。
経皮毒などの有害物質の体への影響についての依頼でしたので「知らない間に経口摂取している有害物質について」という題で発表しました。
2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代。
この有害物質とはからだに取り込み続けると、発がん性・催奇形性という作用がある物をお伝えしました。
私達が日常的に食べている食品には腐らないように長く保存させる目的で合成保存料や色を綺麗に見せるために添加されている合成着色料などが入っています。
その基準は国が定めたものですが、規定量内になっているものの、長年摂取し続ければからだに影響が出てくると言われている物がたくさんあります。
このような現在の食品添加物などが出て来るのは戦後の時代からスタートしたと見てもまだ70年程度しか時間が経過していません。
新しい時代の新しい考えの経済流通に都合の良い食品添加物。 国が基準値を設けていても、
2人に1人が発がんするという今の現実を振り返ると このような危険な物質を摂取して続けて本当にこのままでいいのだろうか疑問を持たざるを得ません。
調べると多くの食品添加物に発がん性、催奇形性の影響があると書かれています。
人工甘味料・発色剤も危険度が高いものも見られます。
経皮毒についてもからだに悪影響が見られています。
今後、食品添加物の悪影響や経皮毒についても詳しくお話していきたいと思います。