今回は、歯並びについてお話したいと思います。
歯並びは遺伝ですか?と質問を受けます。
一般的には歯の大きさや顎の大きさなど遺伝による傾向が多いことは知られています。
しかし、生活習慣によっても歯並びは大きく左右されます。
歯並びは基本的には、舌と唇のバランスで決まってきます。
また歯が生える顎の大きさは舌の使い方で大きさや形が変わることが言われています。
最近、子供たちの舌の位置か低いという問題があります。
舌の位置が低いと何が起きるでしょうか?
舌の位置が低いと上の顎が大きく成長しません。
舌の正しい位置は上の顎(口蓋)に接触していないといけません。
舌の位置が低いために本来成長しないといけない時に上の顎の大きさが成長しません。
そのせいで下の顎の成長も続いてこないと言われています。
舌を上の顎にぐっと押しつける圧力で上の顎が大きく成長すると、歯が重ならず綺麗に並びます。
顎の成長が悪いと生える空間がないために歯が重なって生えてくるしかありません。
そうなると歯並びを矯正して綺麗に見せる必要が生じます。
さらにもっと問題なのが、舌の位置が低いと姿勢が悪くなります。
通常、舌は顎の上にくっついていることにより姿勢を綺麗に保つ働きをしています。
顎を引き唇を閉じて舌を上顎にピタッとくっつけること。
これが歯並びが綺麗で健康な体作りのコツだと思います。
是非、成長期のお子様がいらっしゃいましたら舌の位置を確認してみてください。
歯並びと舌の使い方について
2017.04.23更新
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