院長ブログ

2017.04.10更新

デンタルインプラント。
歯の根を失った方が歯槽骨に人工の根を入れることで歯の機能を回復する治療です。

通常歯槽骨に歯根が最低1cmの長さが残っていれば
上に土台を作り歯の形をした被せ物を入れていくことができます。

デンタルインプラントは健康な歯槽骨の高さ1cm, 幅5mmの大きさがあれば
人工の根を埋め込み、天然歯の根の代わりをすることができる治療です。

第3の歯と言われるように、しっかり噛むことが出来ます。

噛む力は部分入れ歯ではおおよそ1/3に小さくなります。
総入れ歯では1/10ほどの噛む力が下がります。

それに比べてデンタルインプラントの噛む力は天然歯と大きく変わりません。

噛む力は体のバランスにも関わるため
当院ではインプラント治療を推奨しています。

天然歯とデンタルインプラントの大きな違いは骨との結合関係です。
天然歯は骨と歯の間に歯根膜というトランポリンのような膜が介在します。
これは髪の毛1本でも噛むと違いがわかるセンサーの役割をしています。

インプラント体はこの歯根膜がなく骨に直接結合しています。
そのため歯根膜のセンサーである細かい違いがわかりません。

しかし全てインプラント治療という方は少ないため
天然歯が介在していれば歯根膜がなくてもインプラント治療で大きな問題は起こりません。

日本人の10人に1人はインプラント治療をしている時代です。
もし歯根を失ってしまった場合はインプラント治療を検討してみてはいかがでしょうか?