院長ブログ

2017.04.02更新


『「腸の力」であなたは変わる 』を先日読みました。
KENKO研究会でも取り扱ったことのある内容が多く書かれていました。
2015〜2016年あたりには今まではなんとなくそうかなと思われていたことが
研究調査により解明されてきたというイメージで私は見ていました。

タバコを喫煙する方のガンのリスクが高いことが証明されたり
歯の噛み合わせが悪いと姿勢を崩し、腰痛・肩こり・膝痛などが証明されたりと
今まではあやふやな病気の原因が研究によりはっきりとしてきました。

この本には、腸内フローラが全身に影響を与えることを食事を通して書かれています。

食事が免疫を維持するにはとても大切だと考えている私には
非常にヒットする内容でした。

添加物、合成着色料、人工甘味料や保存料など食事に入れる必要がないものが
多く出回っている現代の食事に警鐘が鳴らされているように思えました。

KENKO研究会で扱ったときにはこれらの健康を害するものは流通や経済には有益でも
健康には有害だという話で着地をしました。

もしこれらの都合で取らなくても良いもので健康が害されて
病気を引き起こすのであれば
自分の身は自分で守らなければなりません。

この本には人工甘味料(シュガーレスやカロリーオフなどと書かれているものが多い)が糖尿病のリスクを2倍に高めているという文がありました。

糖尿病は歯周病と密接に関係している病気です。

糖尿病になると歯周病を悪くします。また歯周病患者は糖尿病を悪化させるということは
私の知る限りは2000年に言われ始めたデンタルメディシンという言葉から始まりました。

身近に手に入るこれらのものが入った様々な食品。
気をつけていきたいと思います。

果糖溶液やグルテンなどもアルツハイマー病などを引き起こすという話が出ていました。

必ずそれを食べ続けていたらアルツハイマー病になるというのはわかりませんが
そのようなリスクのある食べ物を知り、気をつけて行動することが健康を維持するには大切ではないかと思います。

食と健康は歯の健康維持にも関わっていると思うと
今までは曖昧だったことをもっと勉強していかなければと思いました。

一度この本を読んでみられると
病気と食事のいろいろな関係がわかって面白いと思います。