病気の引き金は慢性炎症であるということが近年言われ始めました。
慢性炎症は口の中では、歯周病により起きる歯周ポケット内の潰瘍や根っこの先に化膿する根尖病巣などが挙げられています。
歯ブラシの時に出血しだしたら、炎症の潰瘍形成が始まっているかもしれません。
高血圧や心疾患の引き金が歯周病と関連していることはすでにご存知の方も多いと思います。
さらに勉強をしていくと、炎症を誘発するものが存在しました。
糖質やオメガ6脂肪酸です。
今回は脂肪酸についてご紹介いたします。
食事の時に何気なく使用している油。
この油の種類が炎症を引き起こす原因としてクローズアップされつつあります。
オメガ6脂肪酸の作用には、アレルギー促進、炎症促進、血栓促進、血液を固める作用があるそうです。
その反対に、炎症を抑える油も存在します。それはオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制、血管拡張などの良い作用があります。
これらは亜麻仁油、エゴマ油、チアシードオイル、青背魚の油などが挙げられます。
熱を加えても変化が少ないオメガ9系のオリーブオイルも良いとされています。
同じ油といっても炎症を引き起こすこともあれば抑えることもあるという事実。
病気を予防していくためにその辺りの食生活を見直すことも今後必要ではないかと思います。
今回は油についてのお話でした。
KENKO研究会で話し合われた内容を今後もお届けできればと思います。
慢性炎症とオイルの関係について
2017.03.18更新
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