2017年2月26日(日)花田信弘先生の講演を聞きました。
花田先生は予防歯科出身の先生で厚生労働省でも働いていた鶴見大学歯学部の先生です。
生活習慣病とは、高血圧、糖尿病、高脂血症などのことを指します。
今まではわからなかったことが近年研究により解明されてきました。
脳梗塞などの脳疾患、心筋梗塞などの心疾患などは慢性炎症により引き起こされているのです。
もし脳梗塞になり脳に血栓が詰まってしまったら、麻痺が残ることが多く日常生活に不具合が起こることが予想されます。
もっとひどい場合は命の危険にさらされるかもしれません。
引き金は慢性炎症だということがわかってくると
この慢性炎症を予防することが、健康長寿を実現する鍵になります。
慢性炎症とは、1、歯周病、根尖病巣などの潰瘍形成 2、腸管の炎症 3、内臓脂肪
この3つが指摘されていました。
これが現在研究によってわかってきた慢性炎症により、生活習慣病を引き起こすことです。
私は歯周病を中心にした診療を20年間続けてきていますが
確かに、歯周病対策がうまくいっている後期高齢者の方々は皆さん健康に通院されています。
当院の歯周ポケット数値4mmを残さず管理する体制が健康長寿の維持に貢献していると思っています。
歯周ポケットの管理をしている健康な後期高齢者の方々とお話しをしているとそう思うことが多々あります。
歯石は早期に除去すれば大きなトラブルになりません。
歯の健康は全身の健康に繋がるという経験は
この先多くの方に伝えたいことです。
皆様の健康をいつも応援しています。
生活習慣予防は歯周病対策から!
2017.03.02更新
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