院長ブログ

2024.03.10更新

からだ会議裏からだ会議表

 

この度、「子供のためのからだ会議」の講演会で歯のお話をすることになりました。

私が歯科医師2年目の1999年の時に出会った杉本錬堂氏と2回目に会った時の伊豆高原のキャンプファイヤーでの話。

「お前は咀嚼させる歯科医師になれ」

「俺は早食いで肉もよく噛まないで飲み込むように食べていたら、なんと、死にかけた」

「咀嚼、噛むことが大切なんだよ」

急性の大腸炎で肛門から出血がはじまり、出血多量で意識が遠のいて死にかけた話をしてくれました。

杉本氏は、急死に一生を得た復活後、考えた末に肉を食べず、咀嚼を重視して生きるようになったと思います。

私はその言葉を25年経過した今でも覚えています。

よく噛める歯を作ること。
私がそのメッセージから特に大切にしてきた歯科医療です。

噛めなければ身体を悪くすることを教えてくれた杉本錬堂氏にはとても感謝をしています。

その後、歯が崩れて体調を悪くしている方をたくさん見てきました。
また歯が健康でよく噛める高齢者が身体の不調になりにくいことも見てきました。

その中で、私が思うことは子どもの時から歯を悪くさせないようにしていければ、身体の不調がなく、健康で生き生きした人生を送ってもらえるだろうということです。

いつから歯が悪くなるのだろうと思って勉強を続けていましたが、歯科大学の先輩の小児歯科の中村先生が、母乳を飲むところから噛み合わせが始まっていると教えてくれました。

そこからだったことがわかり、今回は、私が咀嚼、噛み合わせを良くして、いつまでも健康的に生きていけるだろうと思う、お口とからだのお話をしていきたいと思います。

 

http://www.karadakaigi.org/pg5247814.html

2023.06.17更新

歯周病を悪化させてしまった方へ

歯周病は沈黙の病気と言われるように、気づいたときには手遅れになり抜歯になってしまう確率の高い病気です。

ほとんどの方が、悪化してからでないと病気になったことに気づきません。

定期的に歯石を取り除いたり、歯周ポケットを悪化させないように健診を受けたりしていないと

年齢が若くても悪化させてしまうことがみられます。

歯周ポケットが5mm以上の方は特に注意が必要になります。

歯周病の進行を食い止めるために歯周外科が有効な手段になります。

歯科健診を受けていない方は早めの受診でご自分の歯周病の状態を確認していただければと思います。

歯周外科には体調などにより制約がありますのでしっかりスタッフにご相談ください。

https://youtu.be/za0SmepKN4I

2023.06.15更新

皆様、こんにちは。

歯を抜いたままにして放置されていませんか。

もし親知らず以外で歯を抜いたままにしている場合は注意が必要です。

歯は噛み合わせがない場合は、反対側の歯肉まで伸びてしまったり、傾いたりして動いてしまいます。

その結果噛み合わせが崩れてしまいます。

奥歯がなくなると顔の高さが低くなり年齢より老けたように見えることがあります。

噛めないと胃腸を悪くします。

唾液が出にくくなり飲み込みづらくなる場合があります。

歯を抜いたままにしておかないようにご注意ください。

https://youtu.be/NwcKltMRZ1M

 

2023.06.14更新

皆様、こんにちは。

日本人の8割が罹患していると言われる歯周病。近年、歯周病と全身の病気が報告されています。

歯周病と糖尿病・循環器障害・認知症・妊婦さんの低体重児出産など多くの病気との関連が分かってきました。

歯周病対策をしている方は健康な方が多く見られます。

歯科健診で歯周病の状態がすぐわかります。

早めの歯科健診で歯周病を予防をしていきましょう。

https://youtu.be/4XMB2nL5ljs

2023.06.13更新

神経の治療をされた後は続けて治療にいらして終了までご来院ください。

痛みが消えたからといって来院されないとその後に大きなトラブルになります。

こちらの動画でトラブルを未然に防いでいただければと思います。

https://youtu.be/l7fRDIUYVY4

 

 

 

 

2023.04.25更新

皆様、こんにちは。

歯科医院で根の治療をしていたり、歯が大きく欠けてしまたりした時に、

仮歯を作ってもらった経験はありませんか。

仮歯は一時的に使用する分には問題がありませんが、

長期間に使用することで、むし歯になったり歯周病を悪化させたりする場合があります。

きちんとした被せ物をすれば長期的に使用できる歯も、仮歯を長く使用したために抜歯に至ってしまったという方をお見かけします。

 

こちらの動画を作ってみましたのでご覧ください。

 

https://youtu.be/eo_DOIvqi_s

2022.11.14更新

光学印象トリオスのご紹介動画になります。

光で型取りを行うため気持ち悪くなることがありません。

精度がよく次世代のむし歯治療として注目されているシステムです。

https://youtu.be/LIV4wgDg9VM

2022.09.27更新

大きなむし歯の注意事項についてまとめてみました。

こちらの動画をご覧ください。

https://youtu.be/zkYDVsbzdLE

2022.09.14更新

今回は抜歯後の注意についての動画をご紹介いたします。

抜歯後に不安がある方にご覧いただきたいと思います。

https://youtu.be/lTyQkiZeyx4

2022.09.01更新

2022 年 9 月 1 日をもちましてしらゆり歯科医院は 21 周年となります。

今日から22 年目を迎えることができ大変嬉 しく思います。患者様、スタッフ、業者の方々、地域、家族の支えの中でこのように歯科医院を継続するこ とができました。本当にありがとうございます。

この間、患者様やスタッフや多くの方々に恵まれて診療を続けることができました。

一人ではできることが限られている中、多くの方に協力いただき、患者様に満足してご利用いただける歯科医院になってきました。

現在は1ヶ月に2医院を合わせると1000人以上の患者様がご利用くださっています。

歯科訪問診療では6施設を任されてスタッフと一緒に高齢者施設で口腔ケアや歯科治療を行なっております。

21 年間、歯科医療を行なっていると多くの人のサポートの上に成り立っていることを痛感いたします。

2022 年には、長年の夢だった歯科医院オリジナル歯みがきジェル「peri gel( ペリジェル)」を完成させま した。

歯周病リスクが高い方に対してどうにか予防をしてもらいたいと思い、口腔粘膜からの経皮毒がない悪い添 加物を一切使用しない製品を作りました。

2011 年東京家政大学大学院にてオリジナルの歯磨きジェルを作ろうと実験を始めました。 生薬を山や野原で調べて採集し探し出して乾燥させました。
歯周病菌の分離は難しくアメリカから取り寄せて購入しました。
歯周病を予防するために歯周病菌を抑制する生薬を探すことが最大の課題でした。

悪玉歯周病 pg 菌の細菌を寒天培地に塗布して37度の保温器で繁殖させると通常は細菌が 3 日後には 寒天培地にびっしりと一面生えてきます。 そこに生薬を水で煮出した液を置くと、その置いた周りに細菌が生えていなければその液は歯周病菌を 抑制する働きがあると証明できます。

133 種類の生薬を乾燥させてオートクレーブ抽出で煮出した液を寒天培地に置きました。すると2種類 の抑制する生薬が見つかりました。黄蓮とオウバクです。 この生薬から水で抽出した液からは大きな阻止円という細菌を繁殖抑制する層が見られました。

数回繰り返しましたが、毎回きちんと阻止円ができており、歯周病菌を抑制する働きがあると確信することができました。

その後、患者様にもご協力いただき使用していただくと、歯肉の腫れが落ち着き歯肉からの出血が落ちついていました。

この良好な臨床結果をもとに商品化を進めることにしました。

商品化は化粧品などを作る会社を経営している女性に相談したところ、医薬部外品であれば製品化ができるとのことを教えてくれたため製作依頼をしました。
生薬の液の効果を最大限活かすこと、口腔粘膜からの経皮毒になるような化学物質を一切使用しない天然素材で安心して長期に使用できるものを依頼しました。

黄蓮の成分は非常に苦いため、オウバクの柑橘系の味を多めに使用してもらいました。

漢方に使用される甘草なども甘味成分で入れてもらいました。
中医学、漢方を学ぶ事で体に優しい成分を使用して歯周病に悩む方に安全の予防ジェルを届けられることができ、勉強することが大切だと改めて感じました。

長年の構想で作られたこの歯周予防歯磨きジェルを多くの方に利用してもらい、歯周病を予防する武器として使用してもらいたいと思っています。

2022年の2つ目に、医院紹介動画を作成して医院での取り組みなどをお伝えしていければと思っています。

医院取り組みのむし歯予防のご紹介と歯周病予防のオススメから動画での紹介をはじめていきます。

患者様にとって分かりやすいことが良いと考えて、スタッフと手作りの動画を作っていきます。


最後に今年 6 月 7 日政府が閣議決定し発表した「骨太の方針2022」に生涯を通じた歯科健診(いわゆ る国民皆歯科健診)の具体的な検討という課題があります。
しらゆり歯科医院では患者様に80歳までご自分の歯を28本持っていることを前提にした8028運動 を行なっています。

この国民皆歯科健診制度は医院で進めている予防で歯を健康に守るという方針と一致 しています。
ぜひ国民の皆様が歯で悩まない生活が送れるように健診にも力を入れていきたいと考えています。
「歯が健康であれば身体が健康である」という理論を歯科医師になってから実践して毎年どんどん強く体感しています。

歯は定期健診を行うことで確実に長持ちします。一度崩壊させてしまった方ほど健診が必要になります。

多くの方に健康な歯で過ごしていただけるようにこれからもスタッフと一緒に邁進していきたいと思います。

どうぞ 22 年目のしらゆり歯科医院を応援いただければと思います。
2022 年 9 月1日医療法人社団しらゆり会しらゆり歯科医院 院長 功刀初穂

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